私たちの講義満足度は4.71です。ただ、私たちがより信頼している数字は別にあります
満足度は、講義直後に匿名で付けるアンケートです。私たちがより信頼しているのは、再びご依頼いただいた11か所と最長4年という行動の記録で、その数字の限界もあわせて書きました。
私たちは以前の記事で、アンケートと行動ログは別のものを測ると書きました。アンケートは「試したか」を尋ね、ログは「実際に業務に取り入れたか」を記録する、と。
その物差しを、私たち自身にも当てるべきだと考えました。
私たちの講義満足度は4.71点(5点満点)です。コミュニケーション満足度は4.68点です。5年間で講義とコンサルティングを合わせて116件、受講者は累計1,000名以上です。
しかし、満足度はアンケートです。講義が終わった直後、良かったという気分が残っているうちに、匿名で、再び費用を払う必要もない状態で付ける点数です。他社のアンケート数値をそのまま信じないようにしようと書いておきながら、自分たちのアンケート数値だけを前面に出すのは筋が通りません。
私たちがより信頼している数字
再びお声がけいただいたところが11か所あります。最も長く続いているところは4年です。
この数字が満足度より優れている理由は一つだけです。再契約は、予算を再び使うと決めた判断だからです。
- アンケートは個人が匿名で答えます。再契約は、担当者が自分の名前で社内に稟議を上げます。
- アンケートは直後に付けます。再契約は数か月後、実務に適用してみた後に決まります。
- アンケートは間違っていても何も起きません。再契約は間違えれば担当者が責任を負います。
だから私たちは、4.71よりも11という数字をより信頼しています。小さくても、行動で確認された数字だからです。
とはいえ、11も完全な証拠ではありません
正直に書いておきます。
11は小さな数です。統計として扱える規模ではなく、業界平均と比べるベンチマークも私たちにはありません。「再契約率が高い」という言葉を使わなかった理由です。分母を公開できないなら、比率を語るべきではありません。
戻ってこなかったところもあります。一度で終わったところがあり、その理由を私たちがすべて把握しているわけではありません。満足していたが予算がなかったのかもしれないし、担当者が替わったのかもしれないし、私たちに足りない点があったのかもしれません。再契約という指標も、その中の理由までは教えてくれません。
そしてこれは講義・コンサルティングの記録であって、AI製品の記録ではありません。私たちが作っているツールが同じ成績を出すという根拠に使ってはいけません。別の仕事だからです。
では、何を見て選べばよいのか
この記事の目的は、私たちを信じてほしいということではありません。誰を選ぶにしても、同じ質問をすればよいという話です。
教育でもコンサルティングでもAI導入でも、提案書を受け取ったときに聞けることが3つあります。
1. 満足度ではなく、再取引を聞いてください。
「このサービスを2回以上利用したところは何か所ありますか?」満足度はほぼすべての提案書に高く書かれています。見分ける手がかりになりません。
2. 数字の分母を聞いてください。
「何か所中何か所ですか?」比率だけがあって分母がなければ、その比率はまだ確認されたものではありません。
3. うまくいかなかった事例を聞いてください。
「戻ってこなかったところは、なぜそうなったのですか?」この質問への答えが用意されているなら、その事業者は自分たちの記録を実際に見直しているということです。
私たちも、この3つの質問に答えられる状態を保つようにしています。上に書いたことが、今私たちが持っている答えのすべてです。
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脚注
① 参考資料・確認日
この記事の数値はすべて私たち自身の記録であり、外部の統計・研究の引用はありません。確認日2026-08-11。
- 講義満足度 4.71 / 5 · コミュニケーション満足度 4.68 / 5(累計、自社評価集計)
- 講義+コンサルティング 116件(5年累計、自社実績台帳)
- 受講者 1,000名以上(累計、自社実績台帳)
- 再びご依頼いただいたところ 11か所 · 最も長く続いた取引 4年(累計、自社取引記録)
取引先の社名・業種・地域は明かしていません。この記事が公開しているのは、集計した数(11か所)と最も長い取引期間(4年)だけであり、特定の取引関係を名指ししたり示唆したりする記述は入れていません。取引の相手がいる情報は、私たちの判断だけで公開してよい事柄ではないと考えているためです。
② 使わなかった数値
検証基準に満たない、または定義が異なるため、意図的に外したものです。
- 取引継続期間の平均値 — 社内資料には「平均3.2年」と書かれていましたが、この記事を書く際に原データで検算したところ、どの計算でもその値は出ませんでした。取引先は11か所なので、平均が3.2年になるには期間の合計が35.2年でなければなりませんが、私たちの記録の期間は年単位の整数なので、そのような合計にはなり得ません。算出根拠の文書も見つかりませんでした。そこで平均値は外し、原データと一致する最長4年だけを載せました。この記事で「分母が分からないなら比率を使うな」と書いておきながら、自分たちの平均値をうやむやにすることはできませんでした。該当の数値は社内での引用を保留扱いにしました。
- 再契約率(%) — 分母(全取引先数)を公開しないことにしたため、比率は書けません。
- コンサルティング110機関以上 — 登録されている値ですが、「11か所」とは定義が異なります(単発を含む全体 vs 再依頼)。同じ段落に置くと11が小さく見えたり110が膨らんで見えたりするため、この記事では再依頼の基準一つに統一しました。
- 金融業界の講義機関17 — 登録されている値ですが、この記事のテーマ(再依頼)とは軸が異なるため外しました。
- 自社で構築・運営しているプロジェクト数 — 外部企業の検証を受けた数値ではないため、信頼の証拠としては使いません。
- 売上の数値 — 講義の源泉徴収分が別になっているため総売上ではなく、この記事の主張とも関係がありません。
③ 作成方法
AIで草稿を作成し、人が検証・編集しました。本文の数値は上記①の自社記録で確認できたものだけを載せ、公開前に事実・トーン・法務の3つの検収を経ています。生成AIによる画像・音声は使用していません。
Engagement
閲覧数とリアクションは内部コンテンツ運用指標として保存されます。
要点
- •満足度は講義直後に匿名で付けるアンケートであり、再契約は数か月後に予算を再び使うと決めた判断なので、確認の強さが異なります。
- •私たちの記録では、再びご依頼いただいたのは11か所で、最も長く続いている取引は4年です。
- •11は統計として扱える規模ではなく、業界のベンチマークもないため、「再契約率が高い」という表現は使いませんでした。
- •分母を公開できないなら、比率を語るべきではありません。
- •教育・コンサルティング・AI導入の事業者を選ぶ際は、満足度の代わりに、再取引の数、数字の分母、うまくいかなかった事例の理由の3つを聞くと、違いが見分けられます。
よくある質問
講義やコンサルティングの事業者を選ぶとき、満足度の点数を信じてもよいですか?
満足度はほとんどの提案書で高く書かれているため、見分ける手がかりとしてはあまり役立ちません。講義直後に匿名で付けるアンケートなので、実際の業務に取り入れたかどうかとは別のものを測っています。同じところから2回以上の依頼があったかどうかをあわせて聞くと、判断の助けになります。
再契約率が高いと説明を受けましたが、どう確認すればよいですか?
分母を聞いてみてください。何か所中何か所なのか答えが出てこない比率は、まだ確認された数値とは言いにくいです。
実績の数値に会社名がない場合、信頼してもよいですか?
社名の公開は相手側の同意が必要な事柄なので、明かせないことが多くあります。ただ、社名の代わりに業種・規模・取引期間・再依頼の有無のような検証可能な形で説明しているか、そしてうまくいかなかった事例について答えが用意されているかを見ると、見分けがつきます。
STAR-T
STAR-T代表コンサルタント
ITサービス企画・デザイン専門家として、様々なスタートアップと企業の成功事例を研究・共有しています。
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